『子どもの転校に不安を感じる』
『転校が子どもに与える影響を知りたい』
この記事は、そんな方に向けて書いています。
こんにちは 5児の母カバです。
・2021年に埼玉から大分へ移住
・幼稚園児~中学生の子どもの転校を経験
・自身も大分県知人ゼロ状態から現在に至る
仕事や諸事情で引越しが決まった際、子どもがいる親は、真っ先に我が子の転校を心配するのではないでしょうか。
次の2点は、実行するにの本当に勇気が必要なことです。
・慣れ親しんだ土地を離れる
・新しい土地で、まっさらの状態からスタート
私も引越す直前まで『子ども 転校』『転校生 いじめ』『転校 影響』とネットで何度も検索をし、多くの人に相談もしました。
転校させるのが、こんなにツライなんて……。
当時のわたしの率直な感想です。
転校への不安は、増長するばかりで子どもを支える立場なのに、情けない…と落ち込みもしました。
しかし、そんな状況でも引越してしまえば大抵のことは考え過ぎだったと気付かされ『さき走りしていただけ』を実感できます。
ルールや文化の違いに戸惑っていた我が子も、1年経てば新しい生活にも慣れて、今では友達と大笑いする日々を送っています。
この記事では『転校を経験する子どもに親ができること』についてお話しします。子どもの転校に頭を悩ませている人や、引越しに不安がある人はぜひ参考にしてください。
実際に経験した親ならではの視点で、子どもの様子や心境の変化も詳しくお伝えします。
転校への準備
初めて子どもに転校についての話をしたとき、「えっ……」と戸惑った表情を見せました。
まず、親が知っておくべきことは以下の点ではないのでしょうか。
転校は子どもに大きなストレスを与える
たとえ困った顔をしなかったとしても、楽観視してはいけません。子どもをしっかりサポートしてあげましょう。
転校まえに、連絡さきを交換して!
子どもは転校後の心配より、今の友達と離れる状況に「自分の居場所がなくなるのでは…」と不安になるようです。
それゆえ、親ができるサポートは
今の友達との繋がりを明確にする
子どもがいつでも安心して帰ってこられる「友人関係を残す」手助けをすることがポイントになります。
私が実際に行ったことを3つご紹介します。
- 子ども用のGmailアドレスを作成した
- お泊り会やイベントを企画した
- 新しい住所をわたした
結果、子ども用のGmailアドレスを作ったのは、大正解!
子どもは、今でもGmailで連絡を取り合っていますし、いつでもお互いを周知できる機能を大変気に入っています。
また、新しい住所を交換した友達との文通も続いていますよ。
連絡先の交換は、いままで築きあげてきた友人関係をなくさないうえで、最も大切な手段なのですね。
友達と繋がったままでいられる安心感が、我が子の心境にも変化を与えてくれて、
「新しい学校ではおバカキャラでいく!!」
などのポジティブ発言が飛び出すほどの効果を発揮しました。
親は考え過ぎないで!
親は、子どもの転校後の様子が心配ですよね。
私も当時、思春期の中2・小6・小4の子をはじめ、小1、幼稚園の子がいましたので
- 標準語で生意気だと思われないか
(引越し先には方言がある) - 完成された友達の輪に入れるのか
- 持ち物が違うため、疎外感を味わうのではないか
など「我が子がいじめられる」といった不安が溢れんばかりでした。
しかし、この気がかりは転校してみないと分からないことです。
私は、様子が分からない転校先を想像するより、次のように気持ちを切り替えることにしました。
先走って心配しても、
どうしようもできない。
いま対処できないことは、考えない。
結果、不安な気持ちから解放され『今すべきことに集中できる』心境の変化を実感しました。
気持ちの切り替えは、転校に対していろいろと悩み、苦しんでいる人におすすめです。
ほかにも気持ちを切り替える方法には、GACKTさんの「メンタル、リセット~!!」と叫ぶテクニックがあります。
メンタルを取り戻すスイッチを押すイメージは有効です。
活用してみてくださいね
ネットを利用して、転校先の口コミなどを調べるのも、ほどほどにしましょう!
以下の本は、仕事を100倍楽しくする本で有名。しかし、万人にオススメ したい本なのでご興味がある方はぜひ読んでみてください。
『転校』経験談
我が家は、4月の始業式と同時に転入生として、新しい生活をスタートしました。
転校直後の我が子の様子は、以下の通りです。
中学2年の息子
- 遅刻・早退をする
- 部活を無断欠席
- 「なんで転校させたんだ!!」と暴れる
正直言って、荒れている状況です。
学校に打ち解けられない自分の不甲斐なさにあらがう息子…
親として、大変つらい思いをしました。
小学生6年娘、4年息子
- 孤立
- 友達が声を掛けても、自ら拒絶
- 引越し前の友達の話ばかりする
6年生の娘は、女子特有の仲間意識の世界に苦しみました。
4年生の息子は、男子ということもあってクラスメイトは頻繁に声をかけてくれます。
しかし息子自身が、新しい友達を作るのに抵抗があったようで距離をとるように……
小学生1年息子、幼稚園年長娘
- 引越し前の友達の話ばかりする
- 大泣き
ちなみに、わたしの状況は
- 学校・幼稚園の情報を得る手段がない
- ママ友の輪に入れない
- 首都圏と地方での学校教育の方針・意識の差に不満
- 友人グループLINEで浮く
子どもを通しての親の繋がりが、いかに大きかったか思い知りました。
家族の絆
転校したばかりで環境に馴染めない子どもにとって、家に帰れば『家族』がいるのは、大きなオアシスです。
ママ友のいない私にとっても、『家』はエネルギー補充のできる癒しの場。私は、兄弟同士で仲良く過ごす様子をみては、ホッとしていました。
家は、「慣れない場所」からの「逃げ場」として、心の許せる危険のない空間なのでしょう。
家がリラックスできる「安全基地」になるよう夫婦で努めることは、大変必要です。
子どもの変化を注意深く見守って、SOSが出たらすぐにケアできる準備を二人で整えておかなくてはいけません。
転校 変化が出始めた2学期
我が家の経験を少し細かく書きます。
飛ばして読んでくださっても構いません。
2学期のおもな行事
2学期の主な行事
中学 小学・幼稚園
体育祭・運動会の練習開始
体育祭・運動会 本番
親は子どもの行事に積極的に参加。
子どもの様子を見るチャンスです。
部活新人戦
親は積極的に部活の試合観戦へ。
保護者との付き合いが確立できます。
修学旅行・修学旅行
転入後1年も経たない修学旅行で不安を感じましたが、友達を作るきっかけとなりました。
学習発表会・学習発表会
子どもの行事に参加した際、話しやすそうな親御さんに積極的にアプローチ。子どもの情報をGet!
2学期は行事がたくさんあり、それが功を成してか子どもたちに笑顔が見られるようになりました。
2学期を終えて 子どもたちの変化
- 積極的になった
- 遊ぶ約束をするようになった
- 会話の中に友達の名前が出るようになった
少しずつ学校に慣れて、気持ちが前向きになったのはうれしいポイントでした。
そして、わたしにも変化が……。
- 子どもの習い事や部活を通じて、ママ友ができた!
- 行事や地域のイベントに積極的に参加をしたことで、知人が増えた!
新しい土地に子どもが慣れるため
子どもが学校に慣れるまでは、親の頑張りが重要です。積極的に行動するようにしましょう。
地域交流の場に積極的に足を運ぶ
ネットワークを広げることを目的として、地域と積極的に交流をすることをおすすめします。顔見知りが増えて良いですよ。
学校との意思疎通を図る
親から積極的にアポをとらないと、先生の目は子どもに向きません。
新しい環境で困っていても、おとなしい子は「いい子」と認識されてほっておかれるものです。
子どもを見守る目が一人増えると非常に心強い。親から先生に、学校での様子を聞いたり家庭での過ごし方を伝えたりする働きかけをしましょう。
家族でいろいろな所を散策する
新しい土地が好きになる・お気に入りの場所を増やすことを目的に、家族でたくさんお出掛けをするのもひとつの方法です。
我が家は海、釣り、キャンプなど、この土地にしかない特別な経験をたくさんしました。
不安を言葉にしない
親の不安をそのまま言葉で伝えるのは、子どもの不安を増長させるだけなので、絶対に止めてください。
言葉には心や行動に影響を与える力があるため、以下の2つの声掛けは子どもに悪い影響を与えると覚えておきましょう。
『友達できた?』
『休み時間は友達と過ごせているの?』
人間は「言葉」に影響されて、それが「現実」となるように動いてしまう生き物です。
「友達出来た?」「大丈夫なの?」とネガティブな言葉を浴びせると
「あぁ、不安だな。うまくいきそうもないな…。」
と、頭の中が失敗のイメージで溢れてしまいます。
そのため行動が縮こまってしまって、良くない方向に引き寄せらてしまうかもしれません。
根拠がなくても親が
そのうち友達できるし、心配いらないよ
なんとかなるさ~
と、気楽に構えられる声掛けをすることが重要です。子どもは安心してのびのび過ごせるようになりますよ♡
先回りの心配は不要ですが、友達は「出来て当たり前」ではありません。
友達ができたら、子どもと一緒にたくさん喜びたいですね。
転校は良い経験
実際に転校した人が経験を振り返ったとき、
「なにかを考え、なにかを掴んだ!」
とポジティブな考え方をする人が多いようです。
私は転校したばかりのころ、以前の環境と比べて
「これで良かったのかな…。」
「引越さなければよかった…。」
と、子どもに申し訳なく思っていました。
しかし今は、子どもの環境への順応力と、自分の居場所を確立するたくましさに驚かされ、
「うちの子、良い経験をしたな!」と思っています。
ずっと同じ土地にいたら、知る機会がなかったであろうことが新しい土地にはたくさんあります。住む場所によって人の雰囲気や文化・食生活まで全く違うのだから驚きです。
転校は、「比較して、より良くするために選択する」などの発想力も鍛えられるのではないでしょうか。
多くの人・土地の風土に触れ合える貴重な体験だったと前向きに思えるほど、『家族は成長できた』と自負しています。
まとめ
引越しが決まってから新しい環境に慣れるまでの期間は、とても苦しいです。
しかし、そのなかで学んだことが数多くありますので、転校に対してネガティブなイメージを持つ必要はありません。
なぜなら転校を経験した我が家は今、毎日が楽しくとっても幸せだからです。
どんな状況でも我が子を信じて、家族が皆、同じ方向を向いていれば大抵のことは乗り越えられます。家族のコミュニケーションをしっかりとって、今の状況・新しい生活を楽しんでくださいね。
転校、引越しは貴重な経験。
前向きに捉えてダイジョウブ
最後までお読みいただき、ありがとうございます。この記事が、あなたの転校への不安を前向きなものにする一助となれば幸いです。
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